「銀色の道」と「旅人よ」

NHKラジオで、最近また盛んになって来た「歌声喫茶」の活動について語られていた。

その時かかった曲の中に、『銀色の道』があった。

中学の確か三年の時だったと思うが、その年、初めて文化祭というものをやるようになって、クラスで何か出しものを考えなければならなくて、みんなで相談した。

いい出しものを思いつかなくて、結局みんなで合唱することにした。その曲が『銀色の道』と、加山雄三の『旅人よ』だった。

と言っても、知らない人もいたから、ある裕福な家庭のクラスの女子メンバーが家からポータブルのレコードプレーヤー(その頃は珍しかった)とレコードを持ってきてくれて、みんなで聞いて歌詞とメロディーを覚えたのだった。

その彼女も四十代で亡くなり、そのことが分かったことがきっかけで、中学の同期の同窓会が、それから後五年ごとに行われるようになった。

だから、『銀色の道』は、私にとってひときわ思い出深い曲なのである。