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2009年9月 3日 (木)

「知的対応の時代」渡部昇一著―抜書き―

ちょっと古いが『知的対応の時代』(渡部昇一著 講談社刊)にルビについてこう書かれていた。

ルビについては斎藤孝さんもどこかで書いていたような気がするが…

清水幾太郎氏の振り仮名を弁護している文章を読んだ。まったく同感である。われわれはルビのお陰で子供の時から難しい本が読めたのである。ルビは平安時代から日本人のコンセンサスだったのだ。それを廃止させるという非民主的な発想をしたのは一体だれだろう。しかし子供の劇画でも「三国志」のようなものにはルビが復活し、難しい漢字を小学生が読んでいる。これが子供のコンセンサスである。大人が当用漢字で騒いでいるのに子供の漫画はそれを超えた漢字を用いているのはまことに天下の珍景である。

面白いもので、ルビ付きで読んでいると、その漢字は自然に頭に残るものである。そして「膨」という漢字の訓は「ふくらむ」であることを知るから、「膨張」という熟語が出てきた時も、意味を取るのに苦労をしない。
 そう言えば、私が小学生のころに、学校の教科書で新しい漢字に出合うということはまずなかった。幼年倶楽部や少年倶楽部では、学校の教科書に出てくる漢字の何倍もの漢字を読んでいたのであるから。
 戦後はルビが廃止されることになったが、それは子供の読書力を低下させるのに絶大な効果があった。発音できない漢字が頻繁に出てきたり、だらだらの平仮名ばかり並んだ文章は読むに耐えない。読むに耐えないから漫画に手を出す。当たり前の話である。

ルビが振ってないから、その分辞書をこまめに引いて自分のためになる、という考えもあると思うが、その辞書ひきがなかなかできないのが普通。よって、読めない字は読めないままなのよね、私もそうcoldsweats02

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