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2009年2月24日 (火)

英語で『アンデルセン童話』「人魚姫」(14)

本文は”Gutenburg”から、辞書は”英辞郎””リーダーズ英和辞典(研究社)、訳は「青空文庫」より”楠山正雄訳”を使わせていただいています。

この色の箇所は、注意すべき用法などです。

一目ぼれした王子を見ることができなくなり、何とか心を紛らわせようとした人魚姫でしたが…

At last she could not bear it any longer, so she told one of her sisters, and from her it soon spread to the others, but to no one else except to one or two other mermaids who only told their dearest friends. One of these knew all about the prince; she had also seen the festivities on the ship; she knew where he came from and where his kingdom was situated.

festivities:festivity=お祭り騒ぎ、祝いの催し

とうとう、いつまでもこうしているのが、ひいさまにはたえられなくなりました。それで、ひとりのおねえさまにうちあけますと、やがて、ほかのおねえさまたちの耳にもはいりました。でも、このひいさまたちと、そのほかに二、三人の、海おとめたちのほかたれ知るものはなく、そのおとめたちも、ただごく仲のいいお友だちのあいだでその話をしただけでした。ところで、そのお友だちのうちに、ひとり、王子を知っているむすめがありました。それから、あの晩、船の上でお祝のあったこともみていました。そのむすめは、王子がどこから来たひとで、その王国がどこにあるかということまで知っていました。

'Come, little sister!' said the other princesses, and, throwing their arms round each other's shoulders, they rose from the water in a long line, just in front of the prince's palace.

「さあ、いってみましょうよ。」と、おねえさまたちは、いちばん下のちいさい妹をさそいました。そうして、おたがい腕を肩にかけて、ながい列を組んで、海の上にうき上がりました。そこは王子の御殿のあるときいた所でした。

It was built of light yellow glistening stone, with great marble staircases, one of which led into the garden. Magnificent gilded cupolas rose above the roof, and the spaces between the columns which encircled the building were filled with life-like marble statues. Through the clear glass of the lofty windows you could see gorgeous halls adorned with costly silken hangings, and the pictures on the walls were a sight worth seeing. In the midst of the central hall a large fountain played, throwing its jets of spray upwards to a glass dome in the roof, through which the sunbeams lighted up the water and the beautiful plants which grew in the great basin.

・staircase=階段
・gilded=金箔を貼った、金ピカの、金色の
・cupola=丸屋根
・column=柱
・lofty=非常に高い、そびえるほどの
・adorned with=~で飾られた
・hanging=掛け布◆部屋の壁などに装飾用として飾る大きな布
・play=〔水や光を〕ふきだす
・basin=水たまり、池

その御殿は、クリーム色に光をもった石で建てたものでしたが、そこのいくつかある大理石の階段のうち、ひとつはすぐと海へおりるようになっていました。平屋根の上には、一だんたかく、金めっきしたりっぱな 円屋根がそびえていました。建物のぐるりをかこむ 円柱のあいだに、いくつもいくつも大理石の像が、生きた人のようにならんでいました。たかい窓にはめ込んだあかるいガラスをすかすと、なかのりっぱな広間がみえました。その広間の壁には、高価な絹のとばりや壁かけがかかっていました。壁という壁は、名作の画でかざられていて、みるひとの目をたのしませました。こういう広間のいくつかあるなかの、いちばんの大広間のまんなかに、大きな噴水がふきだしていて、そのしぶきは、ガラスの 円天井まで上がっていましたが、その天井からは、お日さまがさしこんで、噴水の水と大 水盤のなかにういている、うつくしい水草の上にきらきらしていました。

She knew now where he lived, and often used to go there in the evenings and by night over the water. She swam much nearer the land than any of the others dared; she even ventured right up the narrow channel under the splendid marble terrace which threw a long shadow over the water. She used to sit here looking at the young prince, who thought he was quite alone in the clear moonlight.

・terrace=バルコニー、ベランダ

こうして王子のすみかがわかると、それからは、もう夕方から夜にかけて、毎晩のように、そこの水の上に、妹のひいさまはでてみました。もうほかの人魚たちのいきえない丘ちかくの所までも、およいでいきました。ついには、せまい水道のなかにまでくぐって、そのながい影を水の上に投げている大理石の 露台の下までもいってみました。そこにじいっといて、みあげると、わかい王子が、じぶんひとりいるつもりで、あかるいお月さまの光のなかに立っていました。

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