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2008年9月 5日 (金)

北西憲二著「くよくよするなと言われても…くよくよしてしまう人のために」―抜書き―

くよくよしてしまって、なかなか前へ進めないあなたのための心の処方箋が書かれている本ですbook

・・・ほんとうにつらくてどうしようもない状況に置かれることがあります。
 こんなときは誰でも、強い不安、パニックに襲われます。そのときに状況は全然変わっていなくとも、その不安な気持ちを持ちこたえて何とか日々の生活をし、目の前にある日常の雑事をこなしていくうちに、どうしようもないほどの不安がいつの間にかだんだん薄らいでくる。それとともにその不安をバネにして、次に向かう活力のようなものが生まれてくることがあるのです。

こううまくは行かないこともあるだろうが、ウツの治療に農作業をさせるという療法などは、この原理を応用しているのかもしれない。

そして、これは私たちの世代に向けられている言葉で、考え、反省させられる…

・・・確固たる父権がなくなるとともに、地縁、血縁といった日本の家族システムそのものも壊れてしまいました。それにかわって、この豊かな時代に見合う家族システムが、今も見つかっていません。たとえば、あるひとつの家族のなかでも、一面では非常に過保護で過干渉かと思うと、一面では完全に放任してしまうというように、一定のルールが定まらなくなりました。本来家庭に備わっているはずの「きちんと子どもを育てていく」という機能が弱くなっていることは確かです。
 どういうシステムがいいのかわからないまま、権威をきらう団塊の世代の親たちは子どもと同じ目線でものごとを考えていることがあります。奇妙に友だちのようだったり、何でもいうことを聞いてしまう親がこれにあてはまります。しかし、こういう親の態度に一番困るのは、実は当の子どもたちなのです。いろいろな要求をどんどん出しても「いいよ、いいよ」と何でも受け入れられ、「好きなようにしなさい」といわれ、判断を委ねられると、まだ社会的に幼く未熟な子どもたちは戸惑い、途方にくれてしまいます。
 やはり、親は親の目線でものごとを見すえ、自分なりの経験から身についた知恵を生かして、だめだと思うことは「だめ」とはっきりいい、「こうしなさい」ということも毅然といったほうがいいのです。親の考えを示されて、初めて子どもは反抗できるし、自分で考えることもできます。そのうえで改めて、自分の規範をつくりあげることもできるようになるのです。親が親なりの価値観や規範を示せないために、子どもたちは何でもできてしまうのではないかという幻想や、頭のなかの空想ばかりが大きくなります。それでいて現実にはひどく傷つきやすく、頭のなかで考える自分のイメージと、実際の行動に表れる自分のイメージとの間の落差が激しい子どもたちが多くなってしまったようです。

確かにそうなのかもしれないけど、今言われてもなあ…coldsweats02

『「くよくよするな」と言われても…くよくよしてしまう人のために 』(知的生きかた文庫)

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