« ハウスウェルネス「C1000」CM受賞作品! | トップページ | ひょっとして横浜に家をお探しでは? »

2008年7月19日 (土)

『篤姫』は面白いかも…(3)

篤姫は江戸への途中の船の中、船酔いをしてしまいます。もちろん、篤姫だけでなく、幾島を始め、周りの人たちも。

幾島は、自分が具合が悪いのに、役目とはいえ、篤姫をかいがいしく手当てします。衣類や結ってある髪を緩めたり、額にぬらした手ぬぐいを当てたり。

感謝して幾島をいたわる気持ちはあるものの、それを口に出す気にはなれないし、憎む気持ちもある篤姫。

それは、幾島に重々言われていたはずなのに、斉彬の前で、実の両親を「父上様母上様」と言ってしまったことを、幾島に長々と叱責されたことがあったからです。

しかし、篤姫の実母、お幸の方が、篤姫に手渡し、篤姫が心の頼みにしている普賢菩薩像を、そっと枕元に置いたのも、もしかしたら幾島、そう思ったとき…

 このこぶの、叱言婆さまの、まるで自分を仇の子とでも見ているようなきびしさに、いまにきっと勝ってみせる、という烈しい敵愾心を捨ててなるものかと考え、またもとのようにじっと目を閉じた。

・・・いや案外、幾島かも知れぬ、幾島の本心は、自分の真実を見とおしていて、ものの筋目はきちんと守っても、その裏側は見逃していてくれるやも知れぬ、と思うと、篤姫には、いままで憎らしいとだけ考えていた幾島が急に親しいものに思われてくるのであった。

毎日いっしょにいる幾島に対する思いがだんだん変化していくようです。

「そなたも横になりなされ。私ならもう案じることはない。お厨子があるほどに、一心に祈念します」
というと、幾島は船酔いで息も絶え絶えのはずなのに、声を励まし、
「なんの姫君さま、これしきの揺れに休息などしていられませぬ。気の持ちかたでございます」
という声も船の上下のたびにとぎれとぎれになるのを聞いて篤姫は、なんと頑なこぶであることよ、と思い、がんばり較べならこちらも負けはせぬ、と内から急に力が湧いてくるように思えた。

こう思える篤姫もすごいが、仕える身としての幾島もすごい

・・・いったい幾島はいつ寝ているのであろうかと篤姫は思った。
 城中でもそうだが、とくに狭い船室では、篤姫が目をあけているあいだはいつも起きており、しっかりと見張っているのを、以前はそれがひどく迷惑に感じていたものが、いまはいつのまにか頼もしげに思っている自分に篤姫は気づくことがある。

篤姫が、船中で月経になる場面がありますが、昔の人はどうしていたのかと思ってインターネットで調べてみました。篤姫は、おそらくふんどしのような月経帯を使っていたのでしょう。参考にしたのはここです。重い着物を着て、さぞかし大変だったろうなあ……

篤姫(前編) 篤姫(前編)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

|

« ハウスウェルネス「C1000」CM受賞作品! | トップページ | ひょっとして横浜に家をお探しでは? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ハウスウェルネス「C1000」CM受賞作品! | トップページ | ひょっとして横浜に家をお探しでは? »