« 『めぐり逢えたら』と『めぐり逢い』 | トップページ | バネ指って知ってます? »

2006年12月30日 (土)

『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』―抜書き―(1)

『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』(マザー・テレサ著 渡辺和子訳 PHP研究所)より

「私たちは雲の上と言いましょうか、非現実の世界に住んでいてはなりません。私たちのまわりの人々を理解するように懸命の努力を尽くすべきです。そして、共に住む人々をよりよく理解するために、自分自身をまず理解することがどうしても欠かせないのです。(P.97)

今や、皆が忙しそうにしています。他の人に与える時間がないみたいです。親は子に、子は親に。そして夫婦同士。世界の平和は、まず家庭の平和から始まります。(P.99)

自分たちのことしか考えていない親たちの姿を見る時、私はこう自分に言います。「この人たちは、アフリカ、インド、その他開発途上国で飢えている人たちのことを気づかうことができるでしょう。人類が感じている飢えに終止符を打つことができる日を夢見ることもできるでしょう。しかしながら彼らは自分の家庭の中に、同じような貧しさと飢えが実は存在していること、自分の子どもたちのそれに気づかずにいるのだ。更に言えば、利己的な自分たちがそのような飢えと貧しさの原因なのだということにも気づいていない」と。(P.101-102)

愛は身近の人――家族――を気づかうところに始まります。私たちの夫、妻、子どもたち、または親たちが、いっしょに住んでいながら、十分に愛されていないと感じ、孤独な生活をしているのではないかと反省してみましょう。そのことに気づいているでしょうか? 年老いた人々は今日、どこにいるのでしょう? 介護施設(あればの話ですが)の中です。なぜ? それは彼らが邪魔だから、厄介者だから、そして……(P.102)

貧しい国の人々、困っている人たちのために尽くしていたマザー・テレサが、まずは家庭から、ということを言っていたというのは、案外知られていないのではないでしょうか。 ある神父様のホームページに彼女について記されています。 マザー.テレサの生き方は今では世界の多くの人に知られており、彼女の主な奉仕の場であるカルカッタには、世界中からたくさんの見学者、ボランティアが訪れています。その人たちの多くは「マザー、私たちは何をしたらよいでしょうが」と質問するそうです。多少「少し手伝ってください」という答えを期待しての質問かもしれませんが、マザーは決まったように、次のように答えるそうです。「皆さんはすぐにお国にお帰りなさい。そして皆さんの最も近いところから愛の行為、人を大切にすることを始めてください。愛は最も近いところから始まるのです」と。

うーん、考えさせられます。みなさんはどうでしょうか。

マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫) Book マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)

販売元:PHP研究所
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|
|

« 『めぐり逢えたら』と『めぐり逢い』 | トップページ | バネ指って知ってます? »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/195504/5023909

この記事へのトラックバック一覧です: 『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』―抜書き―(1):

« 『めぐり逢えたら』と『めぐり逢い』 | トップページ | バネ指って知ってます? »